~古事記時代の古都・高穴穂神社と十一面観音の盛安寺、
芸妓・夕子さんの花街の話とお座敷芸を楽しむ集い~


平成29年12月4日(月


高穴穂神社

祭神は景行天皇、住吉神(上筒男うわつつのお神、中筒男なかつつのお神、底筒男そこつつのお神)事代主神ことしろむしのかみの五柱です。
 社伝によると、神社の創建は当地にあったと伝えられる成務天皇の高穴穂宮の頃に遡ります。景行天皇(12代)が崩御(130年12月)した後、次の成務天皇が先帝の遺徳を偲んで、宮内に社を建てて祀ったことに始まると伝え、高穴穂宮が廃された後、穴太地域の氏神として祀られたようです。







盛安寺

盛安寺の創建は不明であるが、戦国時代に越前朝倉氏の家臣・杉若盛安が再興して自らの名を付けたと伝えられます。穴太の地にあるためか、盛安寺の石垣もまるで城郭のように見事です。
井上靖の小説「星と祭」に登場する十一面観音立像(重文、平安時代)が安置され、左に聖観音と閻魔王、右に阿弥陀如来と地蔵菩薩が並んでいる。
この十一面観音は、もとは天智天皇により創建された崇福寺(室町時代に廃寺)にあったと伝わる。十一面観音には珍しい四本腕で、正面で合掌し他の二本は錫杖と蓮の花を持つ。錫杖は普通、地蔵菩薩が持っているのでこの像は、地蔵菩薩の役割も担っていたのかもしれない。














夕子さん

15歳で京都の花街で舞妓デビュー。伝統芸と踊りを極めるため島原へ移り、格式高い輪違屋で太夫を務める。数々のイベントやテレビに出演。
2012年、琵琶湖の美しさに魅さられ大津市坂本に移住。大津の文化人たちが提唱する「大津の花街復興」に共鳴、夕子と名乗り、京都時代に培った芸の数々を大津で披露することを決意。置屋「濱三津」を興し、本格的に芸妓として活動中。音羽菊寿寿師匠に師事。クラッシック音楽とのコラボや神社仏閣での奉納舞などで、その芸を見ることが出来る。




















































1班の皆さん素晴らしい集いをありがとうございました。
夕子さんと出会えたことは貴重な体験となりました。


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